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アドレスホッパーとは|メリット・デメリットから注意点まで

価値観が多様化する現代では、ライフスタイルもさまざまな形式が見受けられます。中でも、アドレスホッパーは特に注目されている生き方です。

自由な生き方ができるアドレスホッパーを目指す人は増えていますが、向き不向きが激しい面もあります。メリットやデメリットなどを把握したうえで、アドレスホッパーを目指すかどうか判断しましょう。

今回は、アドレスホッパーの概要を解説します。押さえるべきポイントも解説するため、アドレスホッパーになりたい人は参考にしてください。

1.アドレスホッパーとは

アドレスホッパーとは、定住する家を持たずに移動しながら生活する人々や生き方のことです。アドレス(住所)をホッピング(転々と)するという意味で、アドレスホッパーと呼ばれています。

さまざまな場所を転々としながらも、基本的に定職を持つ人が多い特徴があります。会社に出社する必要がなく、パソコンさえあれば完結する仕事をする人がほとんどです。
例えば、以下のような職業が挙げられます。

  • デザイナー
  • エンジニア
  • ライター
  • マーケター

1-1.ノマドワーカーやデュアラーとの違い

アドレスホッパーと似たような生活スタイルを表す言葉には、「ノマドワーカー」や「デュアラー」があります。

ノマドワーカーとは、カフェやコワーキングスペースなどさまざまな場所で仕事をする人々のことです。オフィス以外の場所であればどこでも働ける点が重要で、住居については定義に含まれていません。
ノマドという言葉は英語で「遊牧民」を表し、スタイルはアドレスホッパーと似たような点が多いと言えます。

デュアラーとは、「デュアル(二重の)」という意味を持つ単語が起源になっており、生活拠点が二重にある人々のことです。
例えば、東京などの都市部と田舎の地方に拠点を持ち、仕事をする場所と生活する場所を分けることが一般的です。

趣味を重視するデュアラーも存在し、例えばサーフィンや農業などを満喫するために生活拠点を二重にするパターンもあります。

1-2.アドレスホッパーの宿泊場所と費用

アドレスホッパーの宿泊場所は、ホテル・ゲストハウス・マンスリーマンションなどです。
ホテルでは充実したサービスのもとで生活を送ることができ、ゲストハウスでは外国人やさまざまな業種の人と交流することができます。

宿泊費用は、宿泊場所によってそれぞれ異なります。ホテルを拠点とした場合は金額も高くなりますが、ゲストハウスやサウナなどを拠点とした場合は、比較的安く抑えることが可能です。

アドレスホッパーの平均的な宿泊費用は10万〜20万円前後です。費用の節約が目的でアドレスホッパーになることを検討している場合は、賃貸マンションを借りて住む方が費用を安く抑えられる可能性もあるでしょう。

2.アドレスホッパーのメリット・デメリット

アドレスホッパーには魅力的な面がある一方、デメリットも存在します。ここでは、アドレスホッパーのメリットとデメリットを2つずつ紹介します。

◯アドレスホッパーのメリット

メリット1:家賃などの固定費を削減できる

アドレスホッパーは家を持たずに生活することから、水道費・光熱費・家賃などの固定費を支払う必要がありません。固定費は月々の出費額に大きな割合を占めることも多いため、やりくり次第では大幅な節約が実現できる可能性もあります。
ただし、宿泊場所によっては滞在費が高額になることも珍しくありません。節約をしたい場合は宿泊にかかる費用を確認しておきましょう。

メリット2:自分の好きなライフスタイルを実践できる

アドレスホッパーは家電や家具などの荷物が少なく、賃貸契約といった縛りとも無縁です。そのため、自分の好きな場所に好きなタイミングで移動しながら生活でき、理想のライフスタイルを追い求めることができます。

コミュニケーションを重視する人は、多くの人と出会えるシェアハウスなどを拠点とすることで、自分の視野や可能性を広げることが可能です。また、趣味を追求したい場合は、自分の趣味に合わせて活動拠点を変えることもおすすめです。

◯アドレスホッパーのデメリット

デメリット1:居住地を探し続けなければならない

アドレスホッパーは定住する家を持たない代わりに、常に居住地を探し続けることが必要です。数週間や数ヶ月単位で居住地を変える人もいますが、次の居住地を探してから移動する必要があるため、移動場所を探すだけでも負担がかかります。

訪れる地域によっては、宿泊場所が簡単に見つからないこともあるでしょう。ホテルやゲストハウスがどれぐらいあるのか、移動前に調べることがおすすめです。

デメリット2:体力がなければ続けにくい

一定期間ごとに移動を繰り返すことアドレスホッパーは、体力がなければ続けることが難しいでしょう。新しい環境に順応する必要があったり、宿泊環境が毎回変わったりなど、ストレスが溜まりやすいことも事実です。

特に、個室ではない環境で就寝する場合、騒音が原因でうまく眠れないこともあります。予算に余裕がある場合は、なるべく個室の部屋で過ごすことがおすすめです。

3.アドレスホッパーになる際に押さえておくべきポイント

アドレスホッパーは特殊な生活スタイルと言われることが多く、生活面も劇的に変化します。アドレスホッパーとして失敗しないためにも、いくつかのポイントを押さえることが重要です。

ここでは、アドレスホッパーになる際に押さえておくべきポイントを解説します。

3-1.実家やシェアオフィスに住民票を移す

アドレスホッパーは定住地がないものの、住民票をどこかに置いておく必要があります。この場合は、実家やシェアオフィスを契約するなどして住民票を移しておきましょう。

所得税や住民税などの税金は、実家やシェアオフィスの住民税率などに基づいて納税する必要があります。定住地がないとはいっても、どこか決まった場所に住民票を置かなければ生活がスムーズに送れません。

3-2.郵便物の受け取りには私書箱を利用する

ホテルやシェアハウスなどを長期的に利用する場合は、郵便物や荷物の受け取りに滞在場所の住所を利用すると、スムーズに受け取ることができます。
また、インターネットにおける買い物などの受け取りは、郵便局やコンビニ受け取りの指定が普及しているため活用しましょう。

ただ、アドレスホッパーは滞在場所が頻繁に変わるため、郵便物の受け取りは私書箱を利用することがおすすめです。私書箱であれば、生活拠点が変わっても重要な書類などの受け取り漏れを防ぐことができます。

3-3.クレジットカードは事前に作成しておく

アドレスホッパーとして生活することを決めた場合は、事前にクレジットカードを作成してください。定住地がない状態では、クレジットカードやローンの審査の際に落ちてしまう可能性があるためです。

ローンの審査では居住契約の形態も審査要素となり、持ち家か賃貸かといった項目も存在します。ホテルやシェアハウスなどの住所を記入することは難しく、現在の居住地が定まっていないことは、定期的な支払いや安定的な返済における不安要素と捉えられます。

絶対に契約できないわけではありませんが、クレジットカードの審査などをスムーズに進めるためにも、事前に作成しておくと安心です。

まとめ

今回は、アドレスホッパーの概要やメリット・デメリット、押さえるべきポイントを解説しました。

働き方や生き方が多様化している現代では、さまざまな生活スタイルがメディアで取り上げられています。アドレスホッパーも生活スタイルの一例であり、拠点を転々としながら生活できることがメリットです。

しかし、アドレスホッパーはデメリットがあるだけでなく、向き不向きも大きい生活スタイルです。アドレスホッパーを目指す場合は、自分に合うかどうか正しく見極めたうえで判断してください。